春ですし、、、
ちょっと自分にプレゼント。
Hester Bateman(ヘスター・ベイトマン)という女性銀職人の工房のテーブルスプーンです。
デートレターは1774年だから、今から238年前に作られたもの。
柄の先にはdognoseという犬の鼻先のような突起があり、、
ボウルと柄の接続部分はrattailという尖った形をしています。
dognoseのスタイルは、この時代よりも前に良く作られたスタイルです。
rattailは柄とボウルの接続部分を強化するための工夫から生まれたとのことで、
デートレターは1774年だから、今から238年前に作られたもの。
柄の先にはdognoseという犬の鼻先のような突起があり、、
ボウルと柄の接続部分はrattailという尖った形をしています。
dognoseのスタイルは、この時代よりも前に良く作られたスタイルです。
rattailは柄とボウルの接続部分を強化するための工夫から生まれたとのことで、
徐々に技術が進んで、実用としてはそこまでの補強は必要なくなりつつあったよう。
そう考えると当時としては、
そう考えると当時としては、
これはクラシカルなデザインだったのでしょうか。
大抵は持ち主のイニシャルやマークが彫りこまれているのですが、
これにはそういったものはなく、
ほんのわずかな傷があるけれど、あまり使われていない様子。
ホールマーク(時代、造られた場所、作者、純銀を表す)は驚くほど鮮明です。
長さが22.5cmもあり、昔の人は随分大きなスプーンを使ったものだと思うけど、
実際これでスープを飲んでみると、なかなかいい感じ。
ボウルの淵をなめらかにしてあるためか、とても口当たりがよいのです。
しかし気をつけないと、「あちっ!」となります。
銀は非常に熱伝導がよいので、スープの温度が瞬時に唇に伝わっちゃうんです。
それにしても、238歳にして遠く日本にやってきたテーブルスプーン。
包みから出たら、見知らぬアジアの国にいて、ビックリしているかな。