オルセー美術館特別企画
ピエール・ボナール展
国立新美術館
http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/bonnard2018/
ーーーーーーーーーー
休館日に鑑賞でき、研究員の説明会もあるとのことで、
絵描きの友人と出かけました。
2015年のオルセー美術館での展覧会集客数は歴代2位という、
ヨーロッパではとても注目されている画家です。
ちなみに1位は前年のゴッホ展。
当然ながら画集で観るのとは比べ物にならないくらい色遣いが素晴らしく、
絵描きとしての始まりから終わりまでを順序だてて鑑賞することができました。
絶筆となった「花咲くアーモンドの木」は亡くなる1年前に描かれたもので、
最後には筆を持つこともままならなくなったボナールが、
甥っ子に頼んで左下部のイエローを塗ってもらったそう。
そのイエローのお陰でか、画面全体が命の光を放つように輝いて見えました。
色にこだわり続けたボナールらしいエピソードです。
こんなに空いた国立新美術館はめったにない。