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メンテナンス&役にたたない日々

(注)(upするとなぜか妙なところの行間が開いてしまいます。読みにくかったらすみません。)
年末あたりから疲れが残るなー、
・・・と思っていたら、今年になってすぐ、
時々聴力が落ちて、耳に水が入ったような感じがして耳鳴りが大きくなる。
おかげで集中力がなくて考えがまとまらない。
・・・と思っていたら、急にめまいが。
机に向かうとめまい&吐き気。
(これは、、、イヤダ病か?私は仕事アレルギーなのか?)
いやいや、今はむしろ仕事が楽しい。
そのうち治るかなと思って様子を見ていたけど、
どんどんめまいの頻度が増えてきたため、ついに病院へ。

「さーてこれからがんばっちゃうぞ!」
と、エンジンをふかして「いざ発進!」という時に。
なんと言うタイミングの悪さ。
仕事が重なってもいるので、気持は焦るばかり。

強い薬の副作用もあって何日も起き上がれず・・・
気がつけば10日近くまともに仕事が出来ていない。
ベットの中で、スケジュールを立て直したり、
絵の進め方のシュミレーションをしたり。
ああ、だめだ。
迷惑をかけてしまった方々に申し訳ない。

でも、、、落ち込んでいてはろくなことはない。
気持だけでも切り替えないと。
「たまには病気ってちょっといいかも」、、、と思ってみる。
そうだよ、あんなに恋しく離れがたかった温かい布団の中に、
堂々と1日中もぐっていられるのだから。
心と体のメンテナンスと思おう。
幸い食欲はあるので、自分に優しくして、今日は神戸屋のカップチーズケーキを2個も食べた。

 
 
 
ベットの中で、
買ったままほうっておいた佐野洋子さんのエッセイ「役に立たない日々」を読んだ。
佐野さんは「100万回生きたねこ」の作者。
学生時代、自分とは正反対の性格のこの女性にすごく憧れた。
大人になってある編集者に会ったとき、その人は、
「あんな嫌なオンナとは二度と仕事しない。」
と言っていた。
なるほど、、、馬が合わなかったら大変そうだ。
昨年、がんでこの世を去られた佐野さんだけれど、
長年うつ病に苦しんでいたというのは意外だった。
しかし、余命を知ったら生き続ける不安から開放されて改善してしまったというのが、
なんとなく、、、わかるんだ。
きっと、いいことも悪いこともたくさん受け止めながら、
思い切り一生懸命生きた人なんだなあ・・・。
エッセイと絵本でしか知らないけれど、
やっぱり今も私は、佐野さんの生き方と旅立ちの姿勢に憧れている。
 
そういえば、学生時代に板橋のどこかの会場で行われた、
工藤直子さんと佐野洋子さんの雑談のような講演会に行った。
小さな会場で一番前に座った私は、佐野さんと3mも離れていなかった。
すごく興奮したのに、なぜか佐野さんの話はほとんど覚えていない。
都会的な短めのボブカットで、目がキラキラと大きかったな。