先日、シジュウカラの雛のことを書きましたが、
その翌日に巣立ちました。
その日は午前中から雛たちが、我も我もと穴から身を乗り出して元気に騒いでいました。
4羽の親鳥達はいつものように忙しく餌を運んでいたのですが、、。
夕方に巣箱がしんと静かなのに気づきました。
もしや、、、と耳を澄ますと、裏庭のほうから雛たちの声が。
急いでベランダに出てみると、
隣の家のトヨや目の前の電線に雛を見つけました。
他にも近くに散らばって全部で5羽いるようです。
雛たちはまだ飛ぶのが下手で
数メートル先の屋根に飛び乗るはずがうまく行かず、
軒下の突起にかろうじてしがみついたりと、なんともあぶなっかしい。
そしてここでもかわいらしい光景を見ることができました。
巣立った雛に寄り添っているスズメの姿があります。
雛は当然のようにスズメに餌をねだり、
スズメはかいがいしく米粒を雛の口に運んでいるのです。
シジュウカラとスズメの一家は、だんだん我が家の庭から離れていき、
陽が沈む頃には声も姿も確認できなくなりました。
少し離れた場所に林があるので、そちらへ飛んでいったのかもしれません。
みんな元気でね。
さて、残された巣箱を見て、この秋には少しバージョンアップしたものを作ろうと検討しています。
なぜなら、屋根は薄い板の上にお菓子の空き缶の蓋を載せただけだったので、
暑い日はものすごく焼けこんだはず。
こんな劣悪な巣箱なのに、雛たちは良くがんばってくれました。
来年はもう少し快適にすごせる物を用意します。