オオカミにさらわれていくウサギ・・・ではありません。
きつねに家を取られてしまったウサギに同情した狼が、
一緒に取り返そうと家に向かう場面です。
これはずいぶん前に手に入れた、
大好きなフランチェスカ・ヤールブソワさんの「きつねとうさぎの」小さな原画。
私の宝物です。
マットを入れた大き目の額のほうがカッコ良いのですが、
ずっとこのまま飾っています。
F・ヤールブソワさんの夫はユーリ・ノルシュテインさん。
「話の話」「霧の中のはりねずみ」のアニメーションはとても有名です。
ゴーゴリの「外套」を長い事かけて制作していますが、
そちらはなかなか完成しないようです。
早く観たいなー。
で、、、
最近この原画の絵本を手に入れる事ができました!
ロシアの古い本を扱うお店にお願いして取り寄せていただいたのです。
1979年に発行された、14x22cmの16ページの薄い絵本。
大きさは原画の半分ほどで、
届いたとき、あまりに小さくて薄いのでびっくり。
かわいい!
ホチキスで1箇所止めただけの簡単な作り。
状態は「クタクタ」っていう表現がぴったり。
中にはいたずら書きもしてあります。
でも、それらがみんないとおしく思えます。
クタクタになるほど繰り返し子供に読まれる絵本は絵本冥利に尽きますね。
ちょっと疲れているみたいだから、
私の本箱で、しばらくはのんびりと過ごしてもらいましょう。