仙台でのイベント以外のことなど。
イベントの前日、お忙しい合間に青年会議所の松井さんにご案内いただきました。
今回、市民の方々から公募した作品のなかにあった、
「広瀬川」「宮城県立美術館」「ブルボン」を回りました。
広瀬川はさとう宗幸さんの歌で有名です。
曇り空の夕方だったので、少し感傷的になりそうな風景でした。
夏の花火大会はこの橋が通行止めされ絶景ポイントになるとか。
川岸から打ち上げられる花火を見る人でいっぱいになるそうです。
橋に席をとるには予約が必要で、あっという間に埋まってしまうそう。
宮城県立美術館では、
撮影した女性が写真に「あいにきて」というタイトルをつけた彫刻を探しました。
なかなかみつからず、案内の方に教えていただいてやっとたどり着きました。
中庭に繋がる踊り場にぽつんと立つ男の子の彫像。
絵本「おおきなかぶ」でも有名な佐藤忠良さんの「二歳」(大)という作品でした。
幼い男の子がうつむいて少し困っているようにも見え、
(どうしたの?)
と話しかけたくなります。
ほほをなでたらひんやり冷たくて、手で包んで暖めてあげたくなるような、
愛らしくも切ない気持ちにさせる作品です。
写真を撮った女性のつけたタイトルは、この男の子の心の声かもしれません。
またいつかこの子に会いに行きたいと思います。
イベント終了の翌日、またこの美術館に足を運びました。
企画展と常設展を巡り、隣接の佐藤忠良美術館も行きました。
私はこの方の作品を間近に見たのはおそらく初めてです。
ちょうど企画で子供の像が沢山飾られていて、
佐藤忠良さんの対象への深い愛情を感じ、胸が突かれるような感銘を受けました。
ブルボンというのはケーキ屋さんの名前です。
松井さんがどうしてもここだけは、、、ということで、
7歳の男の子が描いた絵を元に、ブルボンをたずねました。
絵に電話番号が描いてあり、これがあっていればカーナビでわかるとのこと。
そして、あの絵のとおりの雰囲気のあるお店発見!
確かに電話番号が書かれていて、
男の子の素晴らしい観察力におもわず笑みがこぼれました。
ブルボンのご主人にいろいろお話を聞きました。
写真は6段ものウエディングケーキ。
全て本物のケーキで出来ていて美味しく食べられるそうです。
おみやげにチョコレートの入ったパウンドケーキを買いました。
とても優しいお味でした。
東北大学理学博物館
イベントの翌日、少し足を伸ばして行ってきました。
受付で、「館内は写真撮影自由です」と嬉しいお言葉。
小学生の頃、化石に強い憧れを抱いていた私は、ちょっと興奮状態で沢山写真を撮りました。
けして広くはないスペースですが、とても楽しかった。
帰ってからどうしても気になって仕方ないこの写真。
これ、レプリカとは書いていないけど、触角も化石で残っていたと言うことでしょうか?
あー、聞いてくればよかったな。
そういえば、イベントのときに控え室でご一緒した方はは東北大学の理学部名誉教授の方でした。
バタバタでゆっくりお話できなかったことが悔やまれます。
仙台はとても良いところですね。
街並みが美しいし、文化施設も充実しています。
夜の繁華街は清潔感があり、
食べ物やお酒もとても美味しい。
少し足を伸ばすと、海や山があります。
積雪も雪下ろしするほどひどくはないとの事。
住み心地がとてもよさそうです。
今回は行く事ができませんでしたが、
内陸と比べて沿岸は大きな被害を受けています。
内陸市街地の活気が、被災地の一日も早い復興に繋がることをお祈りします。