古いオイルランプを手に入れた。
ところどころ錆びて、 少し傾いたランプだけれど、 こうして灯りを抱かせると、 命を持ったように美しい。 温かく柔らかな光。 最初の持ち主は、 どんな思いで、この灯りをみつめたのだろう。 そしてランプは自分の灯りで、 私を、どんなふうに眺めているのかな。