ライオンが届いた。
イラン生まれだ。
おなかの中には、赤い魚が一匹。
「それ、どういうことですか?」
と聞くと、
「◎×△□♂○×▽*****!!」
イランの言葉だ。(と思う。)
わからない。
しかも、ライオン訛りがひどいのです。
「『いっぴきの魚に対してきわめて親切』と言っています。」
三つ編みの通訳さんが真剣な顔で教えてくれた。
直訳過ぎて、変な感じだ。
とにかく、ライオンが、
魚に対して自分は親切だと思っているのはわかった。
「噛まないで飲み込んだから?」
また質問。
「△×□♀▽***!」
わからない。
「なんて言ってますか?」
ふりむいたが、三つ編みさんは、もういなかった。
というわけで、ナゾの多いこの絵。
数年前に、スロバキアの絵本原画展に互いに出展していたのがきっかけで、2通の手紙と一冊の絵本、そしてポートレイトを交換した。
ただそれだけで、終わってしまった関係・・・
と思ってましたが、先日、知人の銀座のギャラリーから定期的に送られてくるDMをみてビックリ。
彼の個展がそこで、あるっていうじゃないですか!
深大寺のだるま市で買ったダルマをお土産に、いきましたよん!
ご本人は来日できませんでしたが、素敵な原画が見れて、嬉しかった。
ダルマは、三つ編みさんに託しました。
で、衝動買いしたこのライオンが、家に来たのです。
★モルテザー・ザーヘディ(Morteza Zahedi)のHP
http://www.mortezahedi.com/