12日の金曜日、お昼頃のこと。
我が家の庭に、大きな風船が下りてきました。
パラフィン紙で出来ていて、カラフルな絵が元気いっぱいに描かれ、ひまわりの種を3粒運んできました。 絵は、お父さんと作者の「みさき」ちゃんでしょうか?
春までもう一歩の殺風景な庭に、
ぱあっと明るいお日様が下りてきたみたい。
園のHPを拝見したら、飛ばしたのは朝のようだから、
風船は2~3時間の空の旅をしてきたのでしょう。
風に乗って、高い空からどんな景色を見たのでしょうね。
想像するとワクワクします。
風船を見つけたのは、私の72歳の母でした。
実は、ほんの数日前に親しい友人を亡くし、寂しそうにしていたのです。
そこへこの風船が届いて、
「なんだか、幸せが舞い降りてきたみたい!」
と、久しぶりにとても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
本当に、なんて素敵なことでしょう。
子どもの輝くような命のパワーが、
風船にのって母の元にやってきてくれた偶然に感謝せずにおれません。
風船はいったいいくつ飛ばされたのでしょう。
運よくこうして無事に誰かに届いたものもあれば、
高い木の枝に引っかかったり、
池や川に落ちてしまったものもあるかもしれません。
でも、そんな風船からも、
風雨や何かの拍子にひまわりの種が剥がれ落ち、
どこかできっと必ず、大きな花を咲かせてくれますように・・・。