本日、手もとに残っていた２匹のサンチャンがもらわれていきました。
おもえば、ちっこい１０匹のサンチャンたちが
私のところへやってきてから一月半。
あちこちの熱帯魚やでイトミミズを探しまわり、
けっきょくみつからず、冷凍赤虫で餌付けし、
１匹ずつ口元に運ぶ日々、、、。
（この子は食べたわね、あ、この子はまだね。、、）
ピンセットで冷凍赤虫を生きてるみたいにフリフリすると、
ゆっくり近付きじわりと首をあげて、
いきなり全身を使ってバクバクッと襲いかかります。
口に獲物をくわえると、
ふわ～ん、と死んだ振りをしながら落ちていきます。
サンショウウオは子供時代「共食い」します。
動くものには何でも襲いかかるようで、
仲間だろうが何だろうがしったこっちゃありません。
いつの間にかしっぽの先をかじられたサンちゃん多数発見。
後ろ足の足首から先を食べられてしまった子も。
しかし、サンショウウオは四肢が欠損してもまた生えてくるというんです。
そんなの信じられない！と思いましたがホントに生えましたよビックリ！
◆【しっぽのある両生類の多くは欠損した四肢を再生する。
しっぽに秘密があるらしく、オタマジャクシの足は再生するけど、カエルはしない。】
だそうですよっ！！
すごいねー、しっぽって。なんで？どーしてー？
ここにきて２匹のサンちゃんは、急にエラが小さくなって、
３日もすると全て消え、れっきとしたチビサンショウウオになりました。（５cm位）
しかし困ったことに、この辺からまーったく赤虫を食べない。
昨日まで、せがんでおねだりした赤虫なのに、
顔のそばに持っていくと、
「んな、赤ん坊みたいなもん食えっかよ。」
と横を向いてしまいます。
目つきが悪いので、そういう言葉遣いでしゃべる感じ。
さらには一昨日の脱走事件！
まだ這い上がったりしないだろうと、
いつものように水槽のフタを開けたままベランダに。
夜中にふと見ると、、、いなーい！もぬけの殻でした。
懐中電灯手にベランダ捜索。
１匹は小さな植木鉢の下にいました。
もう１匹はどうしても見つからない。
スフィン用の大きなプランターの下かもしれない。
でも、うっかり動かすと、サンちゃんを潰してしまう恐れも。。。
仕方なく夜の捜索は打ち切り、乾いてひからびないように、水を少しまいて朝を待つことに。
そして翌朝、一番奥の重たい植木鉢の下で無事保護いたしました。
ほ、、、。
そんな手塩にかけたサンチャンズ。
７匹は第一弾として集団でもらわれていき、
１匹はお星様に、
残りの２匹は今日また新しい飼い主の下へ旅立ちました。
どうか無事に成長し、幸せに暮らして下さい。
元気でね～。
