ヘルマンリクガメのスフィン。
嘴がだいぶ伸びてきて、ご飯が食べにくそう。
伸びた部分が邪魔して食べ物が口に入らないので、あきらめて食事を止めてしまうこともしばしば。
嘴の対策に、ずーっと前から、ミネラルブロック・カルボーン・塩土などをゲージに入れてあるけれど、全く興味を示さない。
こまったなー。
ツメキリで切る人もいるそうだけど、ツメキリは怖いからプラモ用の小さなニッパーで少し挟んでみた。
しかし、思ったよりも嘴はもろくて小さく砕けていくから、変に深く割れるのを恐れて中止。
ネットで調べたら、獣医さんに行くとリューターで削ってくれるとのこと。
カメを診てくれる安心できる獣医は、バスと電車を乗り継いで1時間以上と遠い。
移動でスフィンがストレスを感じてもかわいそうだし、、、と悩みながら、
さらに調べると、飼い主が自分で削ってあげている映像を発見。
うーん、、、なんとなく出来そうな気がする。
私って割と器用だし。
そこで、早速、グラスリッツェン用の小型リューターを購入した。
このリューターは安いだけあって、パワーが弱くて回転数も少ないため、
指など柔らかな部分に触れてもあまり痛くない。
これならゆっくりやればスフィンに怪我をさせることもなさそう。
スフィンの体をゆるくタオルで包んで膝の上に抱きかかえ、
あごの上下をそっと抑えて、いざ・・・!
当然嫌がるので、何度も首を振って中断したけど、
だましだまし、、、少しずつ少しずつ、、、。
今回は先の丸いダイヤモンドヘッドと、円筒形の砥石のようなタイプを使用。
わりと難なくできました。
コツは、スフィンの場合で言うと、
体やあごを強く押さえつけないことかな。
恐怖心を与えると、強く抵抗してバタバタ暴れるから、
なだめながら、ゆっくりと。
ほら、嘴がこんなふうにまっすぐになりました。
もうちょっと削ってもよかったかもしれないけど、無理は禁物。
伸びたらまた削ればいいんだからね。
我慢したご褒美は、大好きなミックスベジタブル。
食べやすそうだわ~。
よかったよかった。