さて、ミクロラスボラハナビの繁殖ですが、、、。
さほど難しいものではないようです。
私の場合。
親水槽に竹墨に活着させた一塊のウイローモスを、
2~3日に一度、別の小さなプラ水槽の中に移してゆすります。
ハナビの卵はメダカの卵のように水草に絡み付いていないから、ぽろぽろと落ちます。
ついでに、ウイローモスを取り出した親水槽の中の水をスポイトで軽く巻き上げ、
水中に漂う卵をすくいます。
ウイローモスを元の親水槽に戻して採卵終了。
ところが、ここでよく見つけるのが生まれたばかりのちっこい稚魚。
親水槽にいると、捕食されてしまいます。
先をカットして穴を少し大きくしたポリのスポイトで、チュッと吸い込んで捕獲し、卵と同じ水槽へ。
窓辺なので、すぐに藻がぼわぼわに・・・。
地道な採卵と稚魚の捕獲で、順番に6~70匹は生まれました。
今回は、友人に勧められて小さな循環設備をつけたためか、かなりの生存率です。
ブラインシュリンプが栄養価も高く成長を促進すると聞いたので、
初めて沸かしました。
1リットルに20gの塩を溶かし、ブラインシュリンプの卵を小さじ1。
温度を26~30度にしてエアレーションしながら24時間。
(温度が高いと12時間ぐらいで生まれ始める)
ちいさなミジンコのようなブラインシュリンプがちろちろ泳ぐのを確認したら、
エアーを止めて10分ほど置きます。
水面には卵の殻、
中間にはブラインシュリンプ、
底にはまだ生まれていない卵、、、に分れるので、
私は塩水を稚魚水槽にあまり入れないようにするため、
ブラインシュリンプだけをスポイトで吸い、
コーヒーフィルターでこしました。
さらに水槽の水を少し流し込み、洗ってから、水槽に投入。
稚魚たちはほおばるようにして、ブラインシュリンプをよく食べてくれます。
・・・・・だがしかし、、、何度目かの時に、息子がやってきて、
「食われるためだけに生まれさせるのはかわいそうじゃね?」
と言うのです。
私も正直胸が痛いなーと思いつつもやっていたこのブラインシュリンプ餌は、
この一言で終了しました。
その後は、熱帯魚やメダカの餌を粉にしてあげています。
つづく。