あけましておめでとうございます。
昨年中は、各方面の方々に大変お世話になり、
どうもありがとうございました。
身近な目標を立てても焦るばかりなので、
毎年元旦は10年単位でざくっと考えてみます。
私は昔を思い出すのは好きではないし、
若い頃に戻りたいとは思わないので、
10年後にどんな風になっていたいかを考えるのが楽しいのです。
10年後なら、まだたっぷり時間があって、
この世界では私なんかまだまだハナタレなので、
気持に余裕が生まれます。
いつも変わらずに願うのは、
「10年後もこの仕事をしていられますように。」
10年たったら、脳みそと手がもっと連携を強めて、
思い描くとおりの絵が紙の上に表現できるかもしれないと、
そんな望みを持つのです。
そして今、世の中は不安であふれています。
この不安は今後もますます膨らみそうです。
辛い気持ちで生きている人たちがどれほどたくさんいることでしょうか。
私も押しつぶされそうになることはありますが、
こうして細々と絵を生業とさせていただけることを思うと、
大抵のことはどうでもよくなり、感謝の気持でいっぱいになります。
いつか私の仕事が、誰かの心にひと時でも明かりを灯すことが出来たなら、
それ以上の幸せはないでしょう。
10年後にはきっと、そういう作品を作れるようになっていたいと思います。
本年もどうぞよろしくおねがいいたします。